ウルトラブック(Ultrabook)の選び方
ウルトラブックの選び方と基礎知識を一挙紹介!

 ウルトラブック(Ultrabook)は、スマートフォンやタブレットと並ぶ、2012年の要注目ワードである。その名の通り、薄型軽量かつ高性能を追求した、ノートパソコンの新たなスタンダードというべき存在だ。昨年秋以降、HPやレノボ、デルといった海外大手を中心に、第1世代機が続々と登場している。

 ところがこのウルトラブック、名前はよく聞くけれども、いったい何を指してウルトラなのかイマイチわかりづらい。薄さが特徴だとは聞くものの、16mm/1.1kgと文字通りの薄型軽量機から、20mm超で2kg近い大柄なモデルまで等しくウルトラブックと名乗っている。ではどこで見分ければいいのか、そして何より「どれを買えばいいのか?

 ――そこで、ASCII.jpでは、今春までに国内発売されたウルトラブックほぼ全機種を対象に、それぞれの特徴と選び方をまとめてみた。この夏に買うべき1台が見つかれば幸いだ。

ウルトラブックとは?

 最近、「ウルトラブック」という言葉をよく耳にするようになった。しかし、ウルトラブックとは何か、きちんと説明できる人はあまりいないのではないだろうか。薄くて軽く、リーズナブルな価格のノートPCといえば、確かにその通りなのだが、ここでウルトラブックの知識を、再度整理しておきたい。

 ウルトラブックというコンセプトは、世界最大の半導体メーカーとしてお馴染みのインテルが提唱したものだ。

 インテルが、その構想を明らかにしたのは、2011年6月に台湾で開催されたCOMPUTEX Taipeiの基調講演。その講演の中で、インテルの主席副社長であるショーン・マローニ氏は、「ウルトラブックとはノートPCの再定義である」と語り、その要素として、「非常に薄い」「長時間のバッテリー駆動時間」「高速なレスポンス」「高度なセキュリティー」「高次元のビジュアル体験」を挙げた。

 これらの要素は、あくまでキーワードとして紹介されたもので、講演の中で具体的な厚さやバッテリー駆動時間が明らかになったわけではない。

去る10日には東京・六本木でウルトラブックの体験イベント「インテル フェスタ 2012 ~ Ultrabook の時代が来た ~」が開催され、会場には国内未発表の製品を含む18機種のウルトラブックが出展された

 マローニ氏はウルトラブック構想に自信を持っているようで、「ウルトラブックは既存のノートPCを置き換えていき、2012年末にはコンシューマ市場の40%がウルトラブックになる」と述べた。また、価格も重要なポイントであり、1000ドル(約8万円)以下のモデルを用意することが推奨されている。

 ウルトラブックの具体的な要件については後述するが、ウルトラブックを名乗るためには、厚さや駆動時間などの要件をクリアーする必要があり、従来のノートPCに比べて設計のハードルは高くなる。

 COMPUTEXの基調講演で、マローニ氏はウルトラブックの登場時期を2011年下半期としたが、2011年9月にドイツ・ベルリンで開催されたIFAで各社からウルトラブックが発表された。

 日本国内でのウルトラブックの第1弾の発売は11月中旬であったが、その後も、ウルトラブックへの参入メーカーが続々と登場し、2012年4月末時点でバリエーションモデルを含めると20機種以上もの製品が発売されている。

数年前に流行ったネットブックとは何が違うの?

 低価格なモバイルノートPCと聞くと、数年前に流行ったものの、いつのまにか廃れてしまったネットブックを思い出す人がいるかもしれない。だが、ネットブックとウルトラブックでは、そのコンセプトは大きく異なる。

 ネットブックのコンセプトは、「性能は最低限でいいから、とにかく安くて小さなノートPCを実現する」というものであったのに対し、ウルトラブックのコンセプトは、「高性能で薄いノートPCを手頃な値段で実現する」というものである。

 ネットブックは、5~7万円程度という低価格で話題を集めたが、CPUとして低コストだが性能も低いAtomを搭載し、OSも1世代前のWindows XPを搭載するなど、スペックは当時の一般的なノートPCと比べてもかなり見劣りするものであった。液晶も10.6型1024×600ドット程度が主流であり、解像度的にも不満があった。

数年前に一世を風靡したネットブックやCULVノート。ウルトラブックとの違いは?

 そこで登場したのが、CULVノートと呼ばれる製品だ。CULVノートは、CPUとしてCore 2 DuoやCeleronの超低電圧版を搭載し、液晶も13.3型1366×768ドットへと進化している。ウルトラブックは、CULVノートの進化形ともいえる製品であり、CPUとして最新のCore iシリーズを搭載するほか、製品によっては1600×900ドット液晶を搭載するものもある。

 安さにつられてネットブックを買ったのはいいが、性能が低くてイライラしたという経験をお持ちの方もいるだろうが、ウルトラブックならそうした心配はない。ウルトラブックの多くは、ストレージとして高速なSSDを搭載しているため、HDDを搭載したフルサイズノートPCよりも体感的な速度は上回るほどなので、安心してご購入いただきたい。

 ネットブックの場合、当初は台湾や米国など海外のメーカーが主流だったが、注目が集まると、NECや富士通、東芝、ソニーなどの国内メーカーも続々と参入を開始した。

 ウルトラブックも、現時点では海外メーカーが中心だが、富士通やソニーも海外の展示会で参考出品を行なっており、今年夏以降、ウルトラブック市場に参入する国内メーカーが増えてきそうだ。

ウルトラブックの要件とは?

 「ウルトラブックとは何か?」という、基本的な概念は理解していただけたと思う。そこでここからは、ウルトラブックと名乗るための具体的な要件と、ウルトラブックを選ぶ際に重要となるポイントについてじっくりと解説したい。

 なお、以下に示す要件については、すべてが公式に明らかにされているわけではなく、一部筆者の推定も含まれているので注意してもらいたい。

ウルトラブックのガイドライン
スペック インテルが示す要件 備考
薄さ 21mm以下 18mm以下や15mm以下のガイドラインもあり
CPU 第2世代以降のCore iシリーズ 最大4スレッドの同時実行が可能
バッテリー駆動時間 5時間以上必須、8時間以上推奨 ――
インターフェース 無線LANが必須 有線LANやD-Sub15ピンなどは任意
高速復帰 休止状態から7秒以内 ――
価格 1000米ドル以内のモデルがある ラインナップに用意されていればOK

最厚部21mm以下が基本だが、画面サイズで要件が変化

 ウルトラブックの最大のウリが、ボディの「薄さ」である。

 海外で売られているモデルでは、スリムノートPCと呼ばれる製品でも最厚部30mm程度、一般的なノートPCでは最厚部が40mmを超える製品も珍しくはない。一方、ウルトラブックのガイドラインでは、最厚部21mm以下とされており、従来のノートPCに比べて遙かに薄くなっていることがわかる。

 最新のガイドラインでは、厚さが21mm以下、18mm以下、15mm以下という3種類のカテゴリーが示されており、液晶サイズが14型以上のものは21mm以下、14型未満のものは18mm以下という規定もあるようだ。

 例えば、オンキヨーの14型液晶搭載ウルトラブック「DR6A-US31C7」の最厚部は19.3mmであり、21mm以下という要件を満たしている。また、デルの13.3型液晶搭載ウルトラブック「XPS13」の最厚部は18mmであり、こちらも18mm以下という要件を満たしている。

14型の大型液晶を搭載したオンキヨー DR6A-US31C7の最厚部は19.3mm。14型液晶搭載ウルトラブックのガイドラインである21mm以下という要件を満たしている

 ただし、こうした要件はあくまでガイドラインであり、多少オーバーしてもウルトラブックと呼んで差し支えないようだ(日本HPの「HP ENVY14-3003TU/3004TU」の最厚部は23mm)。ボディの薄さについては、薄いほうが携帯には便利だが、21mm以下でも十分にスリムであり、ウルトラブックとして販売されている製品なら、それほど気にする必要はないだろう。

CPUは第2世代以降のCore iシリーズ

 ウルトラブックの要件ではCPUも規定されており、第2世代以降のCore iシリーズを搭載することになっている。ただし、通常電圧版ではなく、発熱が小さい超低電圧版を搭載する。

 現在発売されている製品はすべて第2世代Core iシリーズを搭載しており、具体的な型番としては、Core i7-2677M(1.8GHz)/Core i7-2637M(1.7GHz)/Core i5-2467M(1.6GHz)/Core i3-2367M(1.4GHz)が採用されている。これらは、すべてデュアルコアで、Hyper-Threadingテクノロジーを搭載しているため、最大4つのスレッドを同時に実行可能である。

春モデルのウルトラブックには、すべて第2世代Core iシリーズが搭載されている

 ほぼ同じ価格帯で販売されていたCULVノートでは、シングルコアのCore 2 SoloやCeleronを搭載していたものもあり、Hyper-Threadingテクノロジーにも対応していないことを考えると、ウルトラブックの性能の高さとコストパフォーマンスの優秀さがよくわかる。

 例えば、レノボの13.3型液晶搭載ウルトラブックの上位モデル「IdeaPad U300s 108074J」はCore i7-2677Mを、下位モデル「IdeaPad U300s 108075J」はCore i5-2467Mを搭載している。

 動画エンコードやRAW画像の現像など、CPU性能が重要になる用途では、ターボ・ブースト・テクノロジーに対応したCore i7またはCore i5を搭載したモデルがお勧めだが、ウェブブラウズやOfficeなどを利用した文書作成といった比較的負荷の軽い作業なら、Core i3搭載モデルでも十分なパフォーマンスである。

 なお、インテルは、2012年4月24日に開発コードネーム「Ivy Bridge」として知られていた第3世代Core iシリーズを発表したが、4月に発表されたのは通常電圧版のみであり、ウルトラブックに搭載することはできない。

 ウルトラブックに搭載可能な超低電圧版第3世代Core iシリーズの発表は6月になると予想されており、Ivy Bridge搭載ウルトラブックも6月か7月に登場する可能性が高い。

バッテリー駆動時間は5時間が必須、推奨は8時間以上

 ネットブックの不満点の1つに、バッテリー駆動時間の短さが挙げられる。サイズはコンパクトだが、公称バッテリー駆動時間が3~4時間程度しかない製品が多く、常に持ち歩いて使うには心許なかった。しかし、ウルトラブックでは、バッテリー駆動時間は5時間が必須で、8時間以上が推奨とされているので、バッテリー駆動時間についても満足できる。

下手なモバイルノート以上の駆動時間を誇るウルトラブックだが、薄さや重量の要件を満たすためにバッテリーの取り外しができない設計となっているモデルも少なくない。気になる人は必ず確認しておこう

 例えば、日本HPの13.3型液晶搭載ウルトラブック「HP Foilo13-1009TU」の公称バッテリー駆動時間は約9時間、ASUSTeKの13.3型液晶搭載ウルトラブック「ZENBOOK UX31E-RY256」の公称バッテリー駆動時間は8.1時間である。どちらも8時間を超えており、ウルトラブックよりもボディが厚い、従来のモバイルノートPCと比べても遜色はない。

 AC電源のない外出先で頻繁に利用することが多いのなら、公称バッテリー駆動時間も忘れずにチェックしておきたい。公称バッテリー駆動時間が8時間以上の製品なら、ACアダプターに接続できない環境でも安心して使えるだろう。

無線LANの搭載は必須、有線LANやWiMAXなどは任意

 ウルトラブックは、薄さを重視しているため、インターフェースに関しては必要最低限のものを搭載すればよいとされている。ウルトラブックよりも前に登場したアップルのMacBook Airも考え方は同じだ。

 具体的には、無線LANの搭載は必須だが、有線LANやD-Sub15ピンなど、それ以外のインターフェースの搭載については任意である。

 しかし、実際には利便性を高めるために、HDMI出力やUSB 2.0/3.0などのインターフェースを備えた製品が多い。HDMIやUSBのコネクターは比較的薄いため、ウルトラブックへの実装は容易だが、有線LANやD-Sub15ピンのコネクターは厚みがあり、厚さの制限が厳しいウルトラブックでは、なかなか実装が難しい。

デジタルカメラの画像を転送したい人は、SDカードスロットの有無を確認しておこう各種インターフェース用のコネクターが別途用意されているモデルも(画像はZENBOOKに付属するミニVGAコネクター)

 ところが、東芝の13.3型液晶搭載ウルトラブック「dynabook R631/28E」は、厚みの大きい有線LANとD-Sub15ピンのコネクターを背面のヒンジ部分に配置することで、ボディの薄さを犠牲にすることなく、利便性を高めている。dynabook R631シリーズは、現在日本で発売されているウルトラブックの中で、唯一WiMAXに対応していることも魅力だ。

 また、ASUSTeKの「ZENBOOK」シリーズは、独自形状のミニVGAコネクターが用意されており、付属の変換アダプターでD-Sub15ピンへの変換が可能だ。さらに、ZENBOOKシリーズは、USBポートに接続するLANアダプターも付属しているので、有線LANも利用できる。

 個人用途で使うなら、有線LANやD-Sub15ピンの有無はそれほど問題にならないだろう。一方、会社で仕事に使う場合は、企業内LANに接続したり、プロジェクターに接続してプレゼンするといった使い方も考えられるので、有線LANやD-Sub15ピンを備えた機種を選ぶのがよいだろう。

休止状態からの復帰が7秒以内

 ウルトラブックの要件の1つに、休止状態(ハイバネーション)から7秒以内で復帰することが挙げられる。

 Windows 7は、メモリーの状態を保持するスリープと、メモリーの情報をHDDやSSDなどのストレージに書き出して、メモリーの電源を切る休止状態(ハイバネーション)をサポートしている。スリープからの復帰時間は、ほとんどのマシンで2、3秒以内と高速だが、休止状態からの復帰は十数秒から数十秒程度かかるのが普通だ。

 インテルが開発したIntel Rapid Start Technologyは、メモリーの情報を専用フラッシュメモリーに書き込み、復帰時はそこから読み出すことで、休止状態からの高速復帰を実現する技術だ。Intel Rapid Start Technologyを採用することで、HDDモデルでも7秒以内での休止状態からの復帰が可能になる。

 例えば、日本エイサーの「Aspire S3」シリーズは、専用フラッシュメモリーを搭載し、Intel Rapid Start Technologyをサポートしているため、HDD搭載モデルでも休止状態からの高速な復帰を実現している。

Aspire S3シリーズの場合、わずか6秒(公称値)で休止状態から復帰する

 ただし、休止状態から7秒以内の復帰はあくまで推奨要件であり、実際には7秒以内での休止状態からの復帰を実現していないウルトラブックもある。休止状態を頻繁に使うのなら、休止状態からの復帰が高速なモデルを選ぶことをお勧めするが、スリープを利用することが多いのなら、どのモデルを選んでも問題はないだろう。

1000米ドル以下のモデルがある

 ウルトラブックは、価格についてもラインナップに1000米ドル以下のモデルが用意されているというガイドラインがあるとされている。

 例えば、HDD搭載の下位モデルとSSD搭載の上位モデルを用意した場合、下位モデルが1000米ドルを切っていれば、上位モデルは1000米ドルを超えていてもかまわない。日本円に直すと、8万円未満といったところだろうか。

 しかし、このガイドラインも厳密なものではなく、実際にはすべてのモデルが8万円を超える価格で販売されている製品もある。ただし、昨年末から2月頃にかけて登場したウルトラブックは、実売価格が少しずつ下がっており、当初よりも2万円程度安くなった製品もある。直販モデルについても、日本HPの13.3型液晶搭載ウルトラブック「HP Folio13-1009TU」のように、販売開始後、直販価格を二度にわたって下げたものもある。

直販価格では6万円台半ばのモデルまで存在するHP Folio13。ネットブック顔負けの安さだ

 インテルは、2011年8月に3億ドルのウルトラブック基金を創設し、ウルトラブック向けに小さく薄い部品を安く作って業界に提供しようと考えているパーツベンダーなどに資金を提供している。こうした試みにより、ウルトラブックの価格が今後下がることが期待される。

 現在販売されているウルトラブックの実売価格は、6万円を切るものから16万円近いものまで幅広い。値段が高いものは、大容量SSDや1600×900ドット液晶を搭載するなど、スペックも充実しているので、予算と目的に応じて製品を選ぶことが重要だ。

 また、業務で使う場合など、Office 2010が必要なら、Officeプリインストールモデルを選んだほうが、別途Officeを購入するよりも安く済む。

 ここまで紹介した要件が、インテルが規定したウルトラブックのガイドラインである。しかし、重さやストレージなど、まだ言及されていないスペックがある。そこで、それらの項目については、ASCII.jpとしておすすめの目安を示すことにしたい。

ウルトラブックのガイドライン~その2
スペック ASCII.jpおすすめの要件
重量 13.3型以下なら1.4kg以下 ――
ストレージ SSD ――
インターフェース USB 3.0搭載 Ivy Bridge世代からは必須

13.3型画面以下なら1.4kg以下が望ましい

 ウルトラブックは、「薄い」ことが強調されているが、意外なことに重量に関しての規定はない。しかし、持ち歩いて使うつもりなら、軽さにもこだわりたい。

 4月下旬現在、日本国内で販売されているウルトラブックの重量は約1.1~1.83kgだが、液晶サイズが13.3型以下の製品なら、1.4kg以下を目安としたい。重量が1.4kg以下なら、比較的気軽に携帯できる。

 特に軽い製品としては、東芝の13.3型液晶搭載ウルトラブック「dynabook R631/28E」(約1.12kg)やASUSTeKの11.6型液晶搭載ウルトラブック「ZENBOOK UX21Eシリーズ」(約1.1kg)が挙げられる。

13.3型液晶を搭載しながら約1.12kgという驚異の軽さを実現したdynabook R631/28EZENBOOK UX21Eシリーズは国内発売済みの春モデルで最軽量の約1.1kg

ストレージはSSDで決まり!

 ウルトラブックでは、ストレージとしてSSDまたはHDDが搭載されている。SSDモデルの容量は64~256GB程度で、HDDモデルの容量は320~500GB程度である。

 SSDはHDDと違って、物理的に動くヘッドやプラッタがないため、ランダムアクセスが高速で、衝撃に強いことがメリットだ。SSDとHDDでは、Windowsやアプリの起動時間はもちろん、操作のレスポンスも格段に異なるので、いったんSSD環境の快適さに慣れてしまうと、もはやHDD環境には戻れない。

 唯一の欠点が、HDDに比べて容量あたりのコストが高く、大容量化が難しいことだが、動画や写真などのファイルサイズの大きなデータは、外付けHDDやオンラインストレージなどに保存することにすれば、ウルトラブック内蔵のストレージは128GBのSSDでも実用的に利用できる。

 SSD搭載モデルでも、実売6万円を切っている製品があるので、ウルトラブックを買うなら、SSD搭載モデルをおすすめする。また、ユニットコムの「Lesance NB S3431/L」のように、SSDとHDDの両方を搭載し、システムは高速なSSDに、データはHDDに保存するというハイブリッド構成の製品も存在する。

ユニットコムのLesance NB S3431/Lは、SSDとHDD両方を搭載している

USB 3.0搭載がおすすめ

 ウルトラブックのインターフェースでチェックしておきたいのが、USBポートの数と仕様だ。すべてのウルトラブックにUSBポートは搭載されているが、USB 2.0までしか対応してない製品と、USB 3.0にも対応した製品に大別できる。

 例えば、日本エイサーの13.3型液晶搭載ウルトラブック「Aspire S3シリーズ」はUSB 2.0ポートを3基搭載しているが、USB 3.0には非対応だ。それに対し、デルの「XPS 13シリーズ」は、USB 2.0ポートとUSB 3.0ポートを1つずつ搭載している。

 高速USBメモリーやHDDなど、USB 3.0対応周辺機器も増えてきているので、これからウルトラブックを購入するのなら、USB 3.0対応製品を選びたい。

 なお、現在発売されている第2世代Core iシリーズ搭載ウルトラブックは、チップセットレベルでUSB 3.0をサポートしておらず、USB 3.0を利用するためには別途USB 3.0コントローラーが必要になる。

 対して開発コードネーム「Ivy Bridge」こと第3世代Core iシリーズは、チップセットの世代も新しくなり、USB 3.0コントローラーも内蔵するため、今後登場するIvy Bridge搭載ウルトラブックでは、要件の1つとしてUSB 3.0への対応が必須になる。

春モデルでは、USB 2.0と3.0のポートを1つずつ搭載したものが多い。画像はZENBOOK UX21Eシリーズ

 以上でウルトラブックを構成する要件についての説明は終了だ。

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