iPhone 4Sで利用できる音声認識機能「Siri」の登場で、音声入力が注目を浴びている。Androidには以前からGoogle音声入力が搭載され、iPhone/Androidともに音声入力のアプリが増えている。機能の呼び出しやテキスト入力はどこまで可能で、実用性はどの程度だろうか? 今回は9種類の音声入力を試してみた。

機能の呼び出しはハードル高いが
音声によるテキスト入力アプリは豊富

 まずiPhone 4Sでは、

●Siri

のほか、
音声入力くん Voice Input Japanese(85円)
Dragon Dictation(無料)
音声認識メールクラウド(85円)
の3本のアプリを試した。

「Siri」の登場で音声認識の実用性がクローズアップされた

音声入力くん Dragon Dictation 音声認識メールクラウド

 Androidでは、端末として「GALAXY S II LTE SC-03D」を用意し、

しゃべってコンシェル(無料/ドコモ端末のみ利用可能)
Google音声入力(無料)
Vlingo Virtual Assistant(無料)
音声エディタ(無料)
しゃべランチャーPlus(100円)
の5本のアプリをテストした。

しゃべってコンシェル Google音声入力 Vlingo Virtual Assistant

音声エディタ しゃべランチャーPlus

 音声認識で機能を呼び出すタイプから、テキストの入力だけに絞ったものなど、ソフト自体はいろいろな差があるものの、無料、もしくは安価なアプリなので、複数インストールして使い分けしてもいいだろう。アプリストア内にはほかにも多くの音声入力・認識アプリが用意されている。

 テストの内容は以下の10通り。


■アドレス帳内の佐藤一郎にメールを送信する。送信内容は「お世話になっております。明後日のテストは16時からに変更です。よろしくお願いいたします。」
■受信したメールの読み上げ
■アドレス帳内の鈴木二郎に電話をかける
■スケジュール(カレンダー)に「5月21日10時から打ち合わせ」を追加
■明日の予定を確認
■「新宿から梅田まで」の経路(乗換)検索
■「明日の長野の天気予報」を確認
■午前6時に目覚ましをセット
■カメラ起動
■音楽プレーヤー起動

 最初からテキスト入力や検索だけに絞られているアプリでは不利になるが、テキストがメールの本文に使える、検索で他の機能の代用ができる場合は評価に加えている。

 さてテスト結果は以下の表のとおりだ。

  iPhone用アプリ
Siri 音声入力くん Dragon Dictation 音声認識メールクラウド
価格 無料 85円 無料 85円
メール作成
メール読み上げ × × ×
電話かける × × ×
予定追加 × ×
予定確認 × × ×
ルート検索 × ×
天気確認 × × ×
アラーム設定 × × ×
カメラ起動 × × × ×
音楽再生 × × ×
  Android用アプリ
しゃべってコンシェル Google音声入力 Vlingo 音声エディタ しゃべランチャーPlus
価格 無料(ドコモ専用) 無料 無料 無料 100円
メール作成
メール読み上げ × × × ×
電話かける × ×
予定追加 × × × ×
予定確認 × ×
ルート検索 ×
天気確認 ×
アラーム設定 × × ×
カメラ起動 × ×
音楽再生 × × ×

 機能的に充実しているのが、iPhoneの「Siri」とドコモの「しゃべってコンシェル」だ。どちらも多くの機能を呼び出せるため、○や△が並ぶ。また音声認識の際に端末と話しているかのような面白さがある。つづいで「しゃべランチャー」が○と△が並び利用シーンが多そうだ。テキスト入力が中心のアプリは×が並ぶものの、それらの

 iPhone 4Sで利用できる音声認識機能「Siri」の登場で、音声入力が注目を浴びている。Androidには以前からGoogle音声入力が搭載され、iPhone/Androidともに音声入力のアプリが増えている。機能の呼び出しやテキスト入力はどこまで可能で、実用性はどの程度だろうか? 今回は9種類の音声入力を試してみた。

機能の呼び出しはハードル高いが
音声によるテキスト入力アプリは豊富

 まずiPhone 4Sでは、

●Siri

のほか、
音声入力くん Voice Input Japanese(85円)
Dragon Dictation(無料)
音声認識メールクラウド(85円)
の3本のアプリを試した。

「Siri」の登場で音声認識の実用性がクローズアップされた

音声入力くん Dragon Dictation 音声認識メールクラウド

 Androidでは、端末として「GALAXY S II LTE SC-03D」を用意し、

しゃべってコンシェル(無料/ドコモ端末のみ利用可能)
Google音声入力(無料)
Vlingo Virtual Assistant(無料)
音声エディタ(無料)
しゃべランチャーPlus(100円)
の5本のアプリをテストした。

しゃべってコンシェル Google音声入力 Vlingo Virtual Assistant

音声エディタ しゃべランチャーPlus

 音声認識で機能を呼び出すタイプから、テキストの入力だけに絞ったものなど、ソフト自体はいろいろな差があるものの、無料、もしくは安価なアプリなので、複数インストールして使い分けしてもいいだろう。アプリストア内にはほかにも多くの音声入力・認識アプリが用意されている。

 テストの内容は以下の10通り。


■アドレス帳内の佐藤一郎にメールを送信する。送信内容は「お世話になっております。明後日のテストは16時からに変更です。よろしくお願いいたします。」
■受信したメールの読み上げ
■アドレス帳内の鈴木二郎に電話をかける
■スケジュール(カレンダー)に「5月21日10時から打ち合わせ」を追加
■明日の予定を確認
■「新宿から梅田まで」の経路(乗換)検索
■「明日の長野の天気予報」を確認
■午前6時に目覚ましをセット
■カメラ起動
■音楽プレーヤー起動

 最初からテキスト入力や検索だけに絞られているアプリでは不利になるが、テキストがメールの本文に使える、検索で他の機能の代用ができる場合は評価に加えている。

 さてテスト結果は以下の表のとおりだ。

  iPhone用アプリ
Siri 音声入力くん Dragon Dictation 音声認識メールクラウド
価格 無料 85円 無料 85円
メール作成
メール読み上げ × × ×
電話かける × × ×
予定追加 × ×
予定確認 × × ×
ルート検索 × ×
天気確認 × × ×
アラーム設定 × × ×
カメラ起動 × × × ×
音楽再生 × × ×
  Android用アプリ
しゃべってコンシェル Google音声入力 Vlingo 音声エディタ しゃべランチャーPlus
価格 無料(ドコモ専用) 無料 無料 無料 100円
メール作成
メール読み上げ × × × ×
電話かける × ×
予定追加 × × × ×
予定確認 × ×
ルート検索 ×
天気確認 ×
アラーム設定 × × ×
カメラ起動 × ×
音楽再生 × × ×

 機能的に充実しているのが、iPhoneの「Siri」とドコモの「しゃべってコンシェル」だ。どちらも多くの機能を呼び出せるため、○や△が並ぶ。また音声認識の際に端末と話しているかのような面白さがある。つづいで「しゃべランチャー」が○と△が並び利用シーンが多そうだ。テキスト入力が中心のアプリは×が並ぶものの、それらにアプリでは、文字の認識精度さえ高ければ問題はない。続いては、アプリごとに細かく内容を見てみよう。

認識精度が高く
とにかく使っていて楽しい「Siri」

 Siriの認識精度の高さはASCII.jpを始め、多くのメディアで紹介済だが、本テストでもその賢さに改めて驚かされた。メールは「佐藤さんにメール」で佐藤一郎を送信先に設定し、件名、本文の順に話していく。認識精度は高く、句点の「。」は「まる」と言えばいい。

メールの本文だけでなく、どの部分を修正するかの移動も音声で操作可能

 鈴木二郎への電話も「鈴木さんに電話」でそのまま電話を発信。ただ、ワンクッションなどはなく、そのまま発信してしまったので、少々焦ってしまった。

 打ち合わせの追加も日時を正確に入力可能。予定のタイトル名が「予定」と入力されていたので「打ち合わせ」に直した。これはタイトルのみの修正が可能だ。メールの場合も本文だけ修正が可能で、その場合は「本文を変更」といった風に話しかければいい。

 ルート検索は無理だが、Safariからの検索が可能なのでここは△とした。天気予報は長野の一週間の予報を掲載。メールの読み上げはできないものの、新着メールを表示することは可能で、ここも△としている。カメラの起動は不可で「それはできない」と言われてしまった。逆に「音楽を再生」は可能。ただし「音楽プレーヤー起動」「iPodを起動」では無理で、このあたりは言葉を選ぶ必要があった。

予定の追加や天気の確認も音声で指示できる

長い文章は苦手
キーワード入力は○な「音声入力くん」

 SMSとメールの本文として、入力した文章が使える。ただ認識精度がイマイチで、「お願いいたします」くらいなら認識するのだが、長い文章になるとダメなようだ。一文ずつ入力していくのがいいかもしれない。

テキストを入力し、SMSやメールの本文に流用できる
音声入力くん Voice Input Japanese App
価格 85円 作者 rakudoor
バージョン 1.1 ファイル容量 27.9 MB
カテゴリー ユーティリティ ユーザーの評価 (2.5)
対応デバイス 全機種 対応OS iOS 4.0以降

多言語に対応し
正確に認識する「Dragon Dictation」

 メール、SMSの本文として入力したテキストを使うことができる。入力精度は高く、句読点の入力を気にしなければ、ガンガン話して入力が可能だ。メール作成で音声入力を使いたいという人は、シンプルで使いやすいだろう。

こちらもやはり入力したテキストをメールやSNSへの投稿に使える
Dragon Dictation App
価格 無料 作者 Nuance Communications
バージョン 2.0.20 ファイル容量 7.7 MB
カテゴリー ビジネス ユーザーの評価 (3.5)
対応デバイス 全機種 対応OS iOS 4.0以降

カレンダーへの入力にも対応
「音声認識メールクラウド」

 句読点の「。」は「まる」で認識する。このあたりはSiriと同じく入力しやすい。認識精度は“惜しい”と感じるレベルで、ほとんど正しいが、1字だけダメといった風に、SiriやDragon Dicationよりほんの少し精度が低い印象だった。

 最初にテキストを音声で入力し、その後使いたい機能をタッチで選ぶ仕組み。機能自体を声で呼び出せるわけではない。選択できる機能はメール以外ではMapとSafari、Calenderなど。ただし機能は限定的で「新宿から梅田」と入力してMapを起動しても経路検索が起動するわけではない。目的地検索で使うのが良いだろう。カレンダーの場合は日時を含めて入力されるので、メールとカレンダーの入力が中心になりそうだ。

入力したテキストをSafariで検索することも可能
音声認識メール クラウド App
価格 85円 作者 Advanced Media,Inc
バージョン 2.6 ファイル容量 980 KB
カテゴリー ユーティリティ ユーザーの評価 (3.5)
対応デバイス 全機種 対応OS iOS 4.0以降

Siriに匹敵する使いやすさ
ドコモ「しゃべってコンシェル」

 iコンシェルでおなじみの「ひつじのしつじ」くんが表示される「しゃべってコンシェル」はSiriと同じく、機能の呼出しができる多機能な音声入力だ。メールでの佐藤一郎の呼出し、その後の本文の入力も精度が高く、修正も少ない。

ドコモのアプリらしく、機能が豊富なだけでなく、使い方もアプリ内で詳しく紹介されている

 ただ、ほかのアプリでもあることだが、長文を続けて入力できないことがある。「お世話になっております」で一度入力されてしまうのだ。また「まる」で「。」が入力できたSiriとは違い、句読点の入力が音声では不可能なのも残念。一方、電話をかける際は、電話帳の鈴木二郎の画面までは出るが、そのままかけることはなくて、個人的には一安心だった。

天気や経路の検索、アプリの起動なども可能だが、どうも無機質な感じなのが残念

 長野県の天気の検索は難しく「長野県の地図」か「現在地の天気」のどちらかに認識されてしまった。そのため△としている。Siriとの違いでは、Siriがいかにも端末と受け答えしている感じなのに対し、しゃべってコンシェルはまだユーザーが一方通行に話している、入力しているだけという印象が強い。これから「ひつじのしつじ」くんが受け答えしているような感じに、うまくキャラクター付けができれば面白い存在になりそうだ。

しゃべってコンシェル 1.0.5

作者:NTTドコモ
価格:無料(ドコモ端末のみ利用可能)


認識精度の高さは凄い
「Google音声入力」

 もはやおなじみのGoogle音声入力は検索と文字入力の際に使えるが、メールの本文入力ではSiriなどと同じく認識精度は高い。句読点の入力は課題だが、文章の入力だけなら修正がほとんど必要ない場面も期待できる。

 Google検索と組み合わせて利用できるので、ルート検索や長野の天気は検索が可能ということで△とした。カレンダーの予定追加もテキスト部分は音声入力で可能だが、日時まで自動で認識できるわけではないので、ここでは×と評価した。

音声で入力した情報を検索してくれる。Googleの強力な検索機能と組み合わせて利用できる

Voice Search 2.1.4

作者:Google Inc.
価格:無料


カメラの起動に対応する
「Vlingo Virtual Assistant」

 メール入力で面白かったのが「佐藤さんにメール」ではメールの呼出しができないのだが、「佐藤にメール」では呼出しができた点。海外製アプリなので敬称の利用が意識されていないのかもしれない。ただし「鈴木さんに電話」は通じたので、筆者の言い方が悪い可能性もある。電話はSiriと同様にそのまま電話をかけてしまうので、少々焦ってしまう。

 音楽再生こそできないものの、カメラの起動やルート検索、天気予報はWeb検索が可能なので、△とした。予定の確認では直接明日や何日後の予定を呼び出すことはできないが、カレンダーの起動は可能なのでこれも△としている。

アプリや機能の呼び出しも可能だが、認識されなかった場合はそのテキストでウェブ検索も可能

Vlingo Virtual Assistant 3.6.1

作者:Vlingo
価格:無料


文字入力の精度は高い
メール送信可能な「音声エディタ」

 音声でメモを入力できるアプリ。そのため機能の呼出しができないので×が並んでいるが、入力したメモをメールで送信可能だ。文字の認識精度は高く、句読点の「。」以外はスムーズに入力できる。

Androidらしく、音声で入力したテキストにそこからひも付けられたアプリを起動できる

音声エディタ 1.3.0

作者:isana.net, inc.
価格:patorash


長文は後半が心配だが多機能
「しゃべランチャーPlus」

 ホーム画面にウィジェットを貼り、そこからすぐに使える。呼び出せる機能も多い。メールは宛先の「佐藤一郎」を最初に呼び、その後「件名」「本文」と入力していく。問題は本文の入力で、前半はきれいに認識されるのだが、後半の文章になると誤変換されることが多い。とはいえ軽く修正すればよいレベルだ。

システムに常駐して、特定の言葉に反応してアプリや機能の呼び出しを可能にしている

 電話の呼出しでは、電話画面になるもののそのまま自動的にかけることはなく、その点もしゃべってコンシェルと同じく配慮がなされている。

 予定の追加はできないが確認は可能。面白いのが「カレンダー」と言うと、GALAXY S II LTE標準のカレンダーを呼出し、「スケジュール」と言うとドコモ製アプリのスケジュールが起動する。ただし「予定」などの言い方ではどちらも呼び出せない。

 検索機能があるので、ルート検索と天気予報はブラウザーから可能だ。メールの読み上げ機能も無いが、Gmailを呼び出して受信トレイを表示することはできる。

 機能の呼出しでは「カメラ」「音楽」と呼べば起動するが、「カメラ起動」という風に余計な言葉をつけると起動ができなくなるので、少々融通が利かない印象。またアラームの設定も「時計」と言う必要がある。

しゃべランチャーPlus 6.9

作者:ack-sys
価格:100円



メールの入力は音声メインでもOK
機能絞ったほうがわかりやすい?

 文字の入力では予想外にスムーズにいくものが多く、Siriはもちろん、他のアプリもメールやメモの入力では十分使えるという印象だ。入力内容はほぼ完璧で、間違いがあったときも手動で入力し直すより、もう一度言い直したほうが手っ取り早そう。

 本連載ではフリック入力や手書き入力の速度チェックをしてきたが、タッチが苦手という人には音声入力を積極的に勧めてもよさそうだ。ただし周りに人がいると使いにくいという弱点がある。またSiriやしゃべってコンシェル、しゃべランチャーは機能が多いだけに、使い方をマスターするにはちょっと時間がかかり、戸惑うこともある。

 また、言葉の選び方もポイントでしばらく使わないとスムーズに操作できないこともある。むしろGoogle音声入力のように機能を絞っていたほうが、スマートフォンを使い始めたばかりの人にはわかりやすいだろう。最初でも触れたとおり、音声入力のアプリを何本か入れて併用してもいいので、シンプルなものを試しつつ音声入力の範囲を広げていくと、便利に使えるはずだ。

アプリでは、文字の認識精度さえ高ければ問題はない。続いては、アプリごとに細かく内容を見てみよう。

認識精度が高く
とにかく使っていて楽しい「Siri」

 Siriの認識精度の高さはASCII.jpを始め、多くのメディアで紹介済だが、本テストでもその賢さに改めて驚かされた。メールは「佐藤さんにメール」で佐藤一郎を送信先に設定し、件名、本文の順に話していく。認識精度は高く、句点の「。」は「まる」と言えばいい。

メールの本文だけでなく、どの部分を修正するかの移動も音声で操作可能

 鈴木二郎への電話も「鈴木さんに電話」でそのまま電話を発信。ただ、ワンクッションなどはなく、そのまま発信してしまったので、少々焦ってしまった。

 打ち合わせの追加も日時を正確に入力可能。予定のタイトル名が「予定」と入力されていたので「打ち合わせ」に直した。これはタイトルのみの修正が可能だ。メールの場合も本文だけ修正が可能で、その場合は「本文を変更」といった風に話しかければいい。

 ルート検索は無理だが、Safariからの検索が可能なのでここは△とした。天気予報は長野の一週間の予報を掲載。メールの読み上げはできないものの、新着メールを表示することは可能で、ここも△としている。カメラの起動は不可で「それはできない」と言われてしまった。逆に「音楽を再生」は可能。ただし「音楽プレーヤー起動」「iPodを起動」では無理で、このあたりは言葉を選ぶ必要があった。

予定の追加や天気の確認も音声で指示できる

長い文章は苦手
キーワード入力は○な「音声入力くん」

 SMSとメールの本文として、入力した文章が使える。ただ認識精度がイマイチで、「お願いいたします」くらいなら認識するのだが、長い文章になるとダメなようだ。一文ずつ入力していくのがいいかもしれない。

テキストを入力し、SMSやメールの本文に流用できる
音声入力くん Voice Input Japanese App
価格 85円 作者 rakudoor
バージョン 1.1 ファイル容量 27.9 MB
カテゴリー ユーティリティ ユーザーの評価 (2.5)
対応デバイス 全機種 対応OS iOS 4.0以降

多言語に対応し
正確に認識する「Dragon Dictation」

 メール、SMSの本文として入力したテキストを使うことができる。入力精度は高く、句読点の入力を気にしなければ、ガンガン話して入力が可能だ。メール作成で音声入力を使いたいという人は、シンプルで使いやすいだろう。

こちらもやはり入力したテキストをメールやSNSへの投稿に使える
Dragon Dictation App
価格 無料 作者 Nuance Communications
バージョン 2.0.20 ファイル容量 7.7 MB
カテゴリー ビジネス ユーザーの評価 (3.5)
対応デバイス 全機種 対応OS iOS 4.0以降

カレンダーへの入力にも対応
「音声認識メールクラウド」

 句読点の「。」は「まる」で認識する。このあたりはSiriと同じく入力しやすい。認識精度は“惜しい”と感じるレベルで、ほとんど正しいが、1字だけダメといった風に、SiriやDragon Dicationよりほんの少し精度が低い印象だった。

 最初にテキストを音声で入力し、その後使いたい機能をタッチで選ぶ仕組み。機能自体を声で呼び出せるわけではない。選択できる機能はメール以外ではMapとSafari、Calenderなど。ただし機能は限定的で「新宿から梅田」と入力してMapを起動しても経路検索が起動するわけではない。目的地検索で使うのが良いだろう。カレンダーの場合は日時を含めて入力されるので、メールとカレンダーの入力が中心になりそうだ。

入力したテキストをSafariで検索することも可能
音声認識メール クラウド App
価格 85円 作者 Advanced Media,Inc
バージョン 2.6 ファイル容量 980 KB
カテゴリー ユーティリティ ユーザーの評価 (3.5)
対応デバイス 全機種 対応OS iOS 4.0以降

Siriに匹敵する使いやすさ
ドコモ「しゃべってコンシェル」

 iコンシェルでおなじみの「ひつじのしつじ」くんが表示される「しゃべってコンシェル」はSiriと同じく、機能の呼出しができる多機能な音声入力だ。メールでの佐藤一郎の呼出し、その後の本文の入力も精度が高く、修正も少ない。

ドコモのアプリらしく、機能が豊富なだけでなく、使い方もアプリ内で詳しく紹介されている

 ただ、ほかのアプリでもあることだが、長文を続けて入力できないことがある。「お世話になっております」で一度入力されてしまうのだ。また「まる」で「。」が入力できたSiriとは違い、句読点の入力が音声では不可能なのも残念。一方、電話をかける際は、電話帳の鈴木二郎の画面までは出るが、そのままかけることはなくて、個人的には一安心だった。

天気や経路の検索、アプリの起動なども可能だが、どうも無機質な感じなのが残念

 長野県の天気の検索は難しく「長野県の地図」か「現在地の天気」のどちらかに認識されてしまった。そのため△としている。Siriとの違いでは、Siriがいかにも端末と受け答えしている感じなのに対し、しゃべってコンシェルはまだユーザーが一方通行に話している、入力しているだけという印象が強い。これから「ひつじのしつじ」くんが受け答えしているような感じに、うまくキャラクター付けができれば面白い存在になりそうだ。

しゃべってコンシェル 1.0.5

作者:NTTドコモ
価格:無料(ドコモ端末のみ利用可能)


認識精度の高さは凄い
「Google音声入力」

 もはやおなじみのGoogle音声入力は検索と文字入力の際に使えるが、メールの本文入力ではSiriなどと同じく認識精度は高い。句読点の入力は課題だが、文章の入力だけなら修正がほとんど必要ない場面も期待できる。

 Google検索と組み合わせて利用できるので、ルート検索や長野の天気は検索が可能ということで△とした。カレンダーの予定追加もテキスト部分は音声入力で可能だが、日時まで自動で認識できるわけではないので、ここでは×と評価した。

音声で入力した情報を検索してくれる。Googleの強力な検索機能と組み合わせて利用できる

Voice Search 2.1.4

作者:Google Inc.
価格:無料


カメラの起動に対応する
「Vlingo Virtual Assistant」

 メール入力で面白かったのが「佐藤さんにメール」ではメールの呼出しができないのだが、「佐藤にメール」では呼出しができた点。海外製アプリなので敬称の利用が意識されていないのかもしれない。ただし「鈴木さんに電話」は通じたので、筆者の言い方が悪い可能性もある。電話はSiriとそのまま電話をかけてしまうので、少々焦ってしまう。

 音楽再生こそできないものの、カメラの起動や、ルート検索や天気予報はWeb検索が可能なので、△とした。予定の確認では直接明日や何日後の予定を呼び出すことはできないが、カレンダーの起動は可能なのでこれも△としている。

アプリや機能の呼び出しも可能だが、認識されなかった場合はそのテキストでウェブ検索も可能

Vlingo Virtual Assistant 3.6.1

作者:Vlingo
価格:無料


文字入力の精度は高い
メール送信可能な「音声エディタ」

 音声でメモを入力できるアプリ。そのため機能の呼出しができないので×が並んでいるが、入力したメモをメールで送信可能だ。文字の認識精度は高く、句読点の「。」以外はスムーズに入力できる。

Androidらしく、音声で入力したテキストにそこからひも付けられたアプリを起動できる

音声エディタ 1.3.0

作者:isana.net, inc.
価格:patorash


長文は後半が心配だが多機能
「しゃべランチャーPlus」

 ホーム画面にウィジェットを貼り、そこからすぐに使える。呼び出せる機能も多い。メールは宛先の「佐藤一郎」を最初に呼び、その後「件名」「本文」と入力していく。問題は本文の入力で、前半はきれいに認識されるのだが、後半の文章になると誤変換されることが多い。とはいえ軽く修正すればよいレベルだ。

システムに常駐して、特定の言葉に反応してアプリや機能の呼び出しを可能にしている

 電話の呼出しでは、電話画面になるもののそのまま自動的にかけることはなく、その点もしゃべってコンシェルと同じく配慮がなされている。

 予定の追加はできないが確認は可能。面白いのが「カレンダー」と言うと、GALAXY S II LTE標準のカレンダーを呼出し、「スケジュール」と言うとドコモ製アプリのスケジュールが起動する。ただし「予定」などの言い方ではどちらも呼び出せない。

 検索機能があるので、ルート検索と天気予報はブラウザーから可能だ。メールの読み上げ機能も無いが、Gmailを呼び出して受信トレイを表示することはできる。

 機能の呼出しでは「カメラ」「音楽」と呼べば起動するが、「カメラ起動」という風に余計な言葉をつけると起動ができなくなるので、少々融通が利かない印象。またアラームの設定も「時計」と言う必要がある。

しゃべランチャーPlus 6.9

作者:ack-sys
価格:100円



メールの入力は音声メインでもOK
機能絞ったほうがわかりやすい?

 文字の入力では予想外にスムーズにいくものが多く、Siriはもちろん、他のアプリもメールやメモの入力では十分使えるという印象だ。入力内容はほぼ完璧で、間違いがあったときも手動で入力し直すより、もう一度言い直したほうが手っ取り早そう。

 本連載ではフリック入力や手書き入力の速度チェックをしてきたが、タッチが苦手という人には音声入力を積極的に勧めてもよさそうだ。ただし周りに人がいると使いにくいという弱点がある。またSiriやしゃべってコンシェル、しゃべランチャーは機能が多いだけに、使い方をマスターするにはちょっと時間がかかり、戸惑うこともある。

 また、言葉の選び方もポイントでしばらく使わないとスムーズに操作できないこともある。むしろGoogle音声入力のように機能を絞っていたほうが、スマートフォンを使い始めたばかりの人にはわかりやすいだろう。最初でも触れたとおり、音声入力のアプリを何本か入れて併用してもいいので、シンプルなものを試しつつ音声入力の範囲を広げていくと、便利に使えるはずだ。

 

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