ありそうでなかった「なんちゃってHard Disk ケース」(右)

 筆者は、AndroidケータイとSIMフリーiPhone 4の両刀使いだが、ここ数ヵ月はメインのケータイとしてGALAXY Noteを使用し、iPhone 4を使う機会はほとんどなかった。よく、「Android vs. iPhone」なんて比較記事が雑誌やWebに特集掲載されるが、それなりの人が作った道具であれば、“長くよく使っている”という「慣れ」に勝るユーザーインターフェースもテクノロジーもきっとこの世には存在しない。

 とはいえ、面白周辺機器のラインナップとなると、多種多様なAndroidケータイに対して、アップルは純正モデルしか存在せず、モデル数が極めて少ないiPhoneに分があるだろう。すでにiPhoneのケースは軽く20個以上もコレクションしてしまっている筆者だが、ハマってはいけないそんなiPhoneのケースをまたしても衝動買いしてしまった。

 今回、筆者が心を奪われた最初のケースは、「FLASHBACKS Old Schoolハードケース」というシリーズの1つだ。Webのケースショップなどでは、アナログカメラや電卓に偽装するケースや、ファミコンのコントローラー型デザインケースなどを目にすることが多い。いずれも、装着と取り外しの簡単な着せ替え型ケースだ。

FLASHBACKS Old Schoolハードケース は、面白系ケースを販売している FLASHBACKS Old Schoolハードケースのいろいろ(右から2番目のワンコは除く)。電卓などといった、何か自分以外のモノに扮装するミミック系(擬態)が得意だ。

 最近、HDDのミニチュアのようなUSBメモリーを常時携帯している筆者は、一緒に持ち歩くと楽しそうで、自慢できるケータイケースを探していた。そんなとき、Webショップで見つけたのが、FLASHBACKSの“ハードディスク・デザインのiPhoneケース”だった。よく見ると本物とは違うが、HDDの表面に貼り付けられたシール上に記述されたモデル名や注意事項、ジャンパー結線図、バーコードなどが極めてリアリティーを感じる仕様だ。

実際の3.5インチのHDDと並べて見ると、雰囲気は上手く出している(左) iPhone操作のためのスイッチ類は大きくえぐられており操作性はまったく問題ない

 悪友が集まるオフ会などなら、少し重いが本物の3.5インチHDDや、ウルトラ小さなHDD型USBメモリーなどと3点セットで持ち歩くと、自慢の逸品になることは間違いないだろう。

超小さいHDD型USBメモリー(最上段)や本物のHDD(最下段)と併せて持ち歩くと、自慢トリオにできる

「戦略的衝動買い」とは?

 そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。

 それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。

アメリカ国防総省の規格をクリアしたタフが取り柄のケース

 自慢できるミミックなケースと同時に買ったもう1つのiPhoneケースは、デリケートで大事なiPhoneを突発的な落下や衝突などの衝撃から護るアメリカの「MILITARY STANDARDS」(MIL規格)に合致したリアルタフな「TANK」という商品だ。

TANKはABS製の3つのパーツとオレンジ色系のシリコンパーツでできている 装着は極めて簡単で、表面の液晶カバーシャッターは背面から指先でスライドして開閉する

 「MIL規格」とはアメリカ国防総省が制定した、米軍が購入調達する種々の物資の調達規格だ。iPhoneを米軍が実戦で使用するかは別にして、それだけの厳しい規格をクリアしたケースなので、装着した感じもなかなか頼もしい。

 TANKは、3つのパーツに別れており、デリケートで精密なiPhone 4を包み込むようにホールドする構造だ。携帯時、液晶画面はスライド式の半透明シャッターで保護されており、使用する時に、裏側から指先でスライドして開閉する仕組みだ。操作に慣れて指の動きが上手くなると、あたかも電動で自動的にシャッターが開いているように錯覚する。

 筆者の購入したTANKは、ミリタリーグリーンの本体とオレンジ・アクセントのツートーンカラー。パワースイッチや、イヤホンカバー、音量スイッチ、操作系ボタンなどはオレンジカラーのシリコンで保護され、防水ではないが、急な雨など、多少の水滴からは保護してくれそうだ。街を歩いていて起こりえる落下や衝突事故程度ならTANKで十分保護可能だろう。専用のクリップケースが標準で付属するので、ベルトやカバンなどへのクリップも容易だ。

シャッターを半分だけ開いた状態。ベルトクリップ(上)が標準で付属する ミリタリーグリーンとオレンジのコンビネーションがなかなか。液晶面がかなり奥に位置するようになるので、液晶部分の四隅が少しタッチし辛くなる。両手親指先でのキーボード入力に慣れが必要かもしれない

 TANKはプロテクティブ性能は高いが、その分かなり肉厚で、指先による液晶周囲四辺のタッチ操作に多少慣れが必要になるだろう。操作性に関しては少しの弱点はあるが、ほぼ「何が起こっても大丈夫」という携帯時の安心感はほかに代え難い。「FLASHBACKS Old Schoolハードケース」と「TANK」。いずれも、会う人すべてに自慢できるちょっと違うiPhoneケースだ。

T教授

今回の衝動買い

アイテム:「FLASHBACKS Old Schoolハードケース ハードドライブ」
価格:楽天にて1220円で購入
アイテム:「CASE-MATE iPhone用ケース Tank Case for iPhone 4/4S」
価格:Amazonにて5980円で購入。

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

 

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